急ぎの分院開設/分院設立と広域医療法人設立代行は柏崎法務事務所へ

税理士法人キャスダック 山下先生事例

税理士法人キャスダック 山下先生事例

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2023年、創業20周年を迎えた税理士法人キャスダックは設立時から歯科専門の税理士事務所として、創業の地・関西ばかりか、全国に顧問先を広げてきた歯科業界で知らない人はいない存在です。

行政書士法人プロシアス総合法務事務所(旧・行政書士柏崎幸一法務事務所)の柏崎行政書士とも10年以上前に知り合い、いつしかパートナーシップを結ぶ間柄となりました。

代表税理士・山下剛史氏に、自身も行政書士の資格を持ちながら、10年以上の長き に亘って柏崎行政書士のサポートを受け続けてきた経緯や今後のビジョンについてお話しいただきました。

目次
1.税理士法人キャスダックと柏崎行政書士のパートナーシップ
2.自社で手に負えない案件の時は柏崎行政書士を紹介
3.行政手続きの件数をこなしていることが安心材料に
4.『ChatWork』でキャスダックと柏崎行政書士のグループを作成し医療法務相談
5.不慣れな関東だけではなく、件数の多い関西案件もサポート
6.医院法人の個人成りに関する相談やセミナーも
7.医院経営のあらゆる課題を支援。
  引き続き柏崎行政書士とのパートナーシップにも期待




(税理士法人キャスダックについて) 画像の説明


税理士法人キャスダックは、大阪と東京に事務所を構える歯科医院専門の税理士事務所。申告書の作成だけではなく、試算表の作成、会計報告、税務相談など、幅広いサービスを提供している。

グループ内に行政書士法人や株式会社を持つ他、行政書士、社労士や弁護士などの外部専門家とも連携し、 開業から集患、マーケティング、採用、経営改善、法人設立、さらに閉院まで、歯科経営全般をワンストップで支援する体制を築いている。

“経営全般の相談が 出来る税理士”として、全国に顧客を広げる。全国104事務所が参加した第3回会計事務所甲子園では準優勝を果たした。

 創業;2003年5月。本社;大阪。従業員数;37名(2023年11月現在)



■ 税理士法人キャスダックと柏崎行政書士のパートナーシップ

-- 税理士法人キャスダック様は、グループ内に行政書士法人も持たれていますね。


はい。行政書士法人では、医療法人設立などの許認可申請の他、医療法人の定款や決算届など、毎年、必ず行政に出さなければならない書類の作成などを行っています。

税理士は行政書士の資格は比較的簡単に取れますので、税理士で行政書士の資格を持っている人は珍しくはありません。

私の場合、医療法人 の許認可の仕事がありますので登録しています。行政書士法人を設立したのは2年前です。

その約1年前に、行政書士1人で法人化できるようになったことを きっかけに法人化しました。



-- 柏崎さんとはどのようなおつきあいをされているのでしょうか。


柏崎さんとは、10年以上前に初めてお会いして、その後、行政手続きの案件を紹介させていただいたり、お客様からのご相談にお答えする 際にアドバイスを頂いたりしています。

後者は、現在、柏崎さんが『医療法務顧問サービス』として提供されているサポート内容に該当します。



■ 自社で手に負えない案件の時は柏崎行政書士を紹介

-- 行政手続きに関してはどのような案件をご相談されているのですか。

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内容は、グループ内の行政書士法人が行っている仕事と変わりません。医療法人設立の手続き、分院設立や移転に伴う定款の書き換えなどを サポートして頂いています。

特に多いのは医療法人設立です。柏崎さんにはどちらかというと我々の手に余りそうな案件をお願いしています。

我々が行う許認可関連の支援は、あくまでも会計をベースとした経営支援の一貫です。

それだけをやっているわけではありませんので、場合によっては、手に負えそうにない案件も出てきます。我々だけでは難しそうな案件は柏崎さんにご支援いただいています。

また、現在、社内には行政書士が1人しかおりませんので、受けられる件数が限られます。
マンパワーの問題で柏崎さんにお願いしている案件もございます。



-- 難しそうな案件とは、どのような案件ですか。


例えば、社内に行政手続きの実績がない地域で発生する案件です。行政手続きは、自治体ごとに手続きが異なります。税務は全国一律です が、行政手続きは一律ではありません。

キャスダックは関西で創業した税理士事務所ですので、関西の自治体での手続きは実績があります。また、関西以外では、東京もお客様が多いので実績はあります。

しかし、同じ関東でも、例えば埼玉や神奈川はお客様の件数がそこまで多くはありません。役所に確認しながらやれば出来ますが、行政手続きは期限が決められていますので、その期間内に終わらせる必要があります。

タイミングを逃すとお客様にとっては不利益になってしまいますので、無理を せずに柏崎さんにお願いしています。柏崎さんは、関東以外の地域でも、相談すれば大方経験があるとおっしゃいます。

お客様の数が少なく手続きをした実績がない地域で、期限 内にスピード感を持ってやらなければいけない案件が発生した場合、自分たちだけで解決しようとするとリスクが生じますので、柏崎さんに依頼した方が安心です。



-- 法人設立や分院設立、移転など、急に手続きをしなければいけないこともあるのですか。


あります。
特に分院設立の場合、物件が出るタイミングが読めないのです。

だから急に「もうテナントが決まりそうです」と言って依頼されることがあります。そうなると、そちらのスケジュールがメインで動きますので、それに合わせて分院設立の届けをしなければいけません。

最近でも、大阪の歯科医院で分院の話がありまして、クリニックをオープンする時期を決めてから弊社に連絡があるということがありました。弊社がやっていたらスケジュール的に、絶対間に合わない。

しかしトラブルにならないようにしなければいけない。

そこで、柏崎さんに相談したところ、「いけるか どうかわかりませんが、やってみます」とおっしゃって引き受けてくださって、結果的に、お客様が決めた納期に間に合わせていただきました。



-- 自社で受けてうまくいかなかったご経験もあるのですか。


昔は何度かありました。最も痛手が大きいのは、法人設立で、期限内に設立出来ないというケースです。

それだけは避けたいので、過去の反省から、リスクが伴う場合は無理にやらないようにしています。逆に言うと難しい案件ばかり、柏崎さんにお願いしていることになります。

しかし許認可関連の 業務は、ある意味では税務以上に気を遣わなければいけない分野であると思っています。我々はお客様の税務顧問をしていますので、そこでご迷惑をかけてしまうと、その後、税務顧問にも影響が出ます。

税務顧問でしっかりサポートできれば当社としては問題ありませんので、当社の売り上げにはならなくても、柏崎さんを紹介させていただいています。


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大阪オフィスのエントランスには山下氏の著書や、

会計事務所甲子園で準優勝した際の賞状などが並ぶ。


■ 行政手続きの件数をこなしていることが安心材料に

-- お客様への支援内容は、行政手続きまでお手伝いすると謳っておられるのですか。


はい。「ワンストップでご支援します」ということは謳っています。

実際、弊社は、基本的にはワンストップで支援出来ます。そのため柏崎 さんをご紹介すると「山下さんのところでやってもらえないのですか?」とおっしゃる先生もいらっしゃいます。

しかしその時々で事情が変わりますので、その 際はお客様に納得していただけるよう、説明させていただきます。

以前は、一旦私どもで引き受けたものの、やはり時間がかかりそうだと判断して、途中から柏崎さんに引き継いだこともありました。

しかし、そうなると信用が損なわれますので、最近は、社内では難しそうだと判断したら予め説明し、納得していただいてからご紹介しています。

行政手続きは歯科でいうところのインプラントとよく似ています。件数をこなしていることが重要です。

もちろん我々でも出来ますが、柏崎さんは経験値が違います。豊富な事例を持っておられるので、安心感があります。

“こうすればどうなるか”をよくご存知ですので、何かあった時でも対応していただけます。

柏崎行政書士 弊社は途中から引き継ぐ場合でも、一旦、私どもに信頼を向けていただくため、セミナーに無料招待をして信頼関係を構築しています。

お客様は税理士様との関係性は構築されていますが、私どもに対しては、セミナーを受ける までは「本当に大丈夫?」と思っておられるのです。

セミナーに来ていただいてようやく信頼関係が構築できる。それは毎回実感しますので、必ずワンクッショ ンを置くようにしています。



-- ジャンルを問わず、御社のようにワンストップで支援されている税理士事務所は珍しくないのですか。


医療関係をメインでやっている事務所は何社かありまして、そういった事務所は、当社と同様社内に行政書士部門を持っていたり、行政書士法人を設立して連携したりしているパターンは多いと思います。

ただ、一般的に税理士事務所は地域密着ビジネスなので、お客様が事務所を構える周辺地域に限られます。当社のように北海道から沖縄までお客様がいる会計事務所はほとんどありません。

全国にお客様がいると、例えば北海道のお客様が「法人成りをしたい」とおっしゃった場合に慌てることになり ますが、他の事務所は基本的にそういうことがありません。



■ 『ChatWork』でキャスダックと柏崎行政書士のグループを作成し医療法務相談

-- お客様からの相談にお答えする際、柏崎さんにアドバイスを求めるのはどのようなご相談の時ですか。

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医療法務に関連したご相談です。税務上は問題がなくても医療法上NGということがあります。

我々は税理士ですから、税務としてOKかどうかは知っていますが、医療法上の問題は熟知していません。これは税理士として仕事をしているとよくあることです。

税務に従って手続きをしていたら、実は行政上はNGだったということは珍しくありません。

役員社宅などが一例です。医療法人は公的な要素がありますので、利益の分配が出来ないなど、一 般の民間企業とは違うところがあります。



-- そういったご相談は、各担当者様が直接、柏崎さんにされているのですか。


はい。『ChatWork』上のグループを作り、柏崎さんに参加していただいています。社内にも担当者がおりますが、都道府県によっては、細かいところでわからないことも出てきますので、このような体勢を取らせていただいています。

レスポンスも早いので、お客様に対しても、迅速に的確な回答が可能です。



-- 御社は税理士事務所様ですので、専門外ですと言ってしまえば済むこともあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


歯科専門を謳っている以上、「それは知らない」とは言えません。
だからこそ柏崎さんの存在は心強いです。


■ 不慣れな関東だけではなく、件数の多い関西案もサポート

-- お2人の出会いのきっかけをお話しください。


キャッシュフローコーチングの勉強会に出席した際に、柏崎さんもいらっしゃって、懇親会で名刺交換をさせていただいたように記憶しています。

10年以上前 のことですので、明確に覚えていませんが、お互いに歯科業界をメインに仕事をしていましたので、存在自体は認識していたように記憶しています。



-- お仕事で関わるようになった経緯は覚えておられますか。


詳しい経緯は、私も覚えていないのですよ。
柏崎さんは覚えておられますか。


柏崎行政書士 直接、ご連絡をいただいてご支援させていただくようになった経緯は私も覚えていません。ただ、その前に、別件でやり取りをしていた記憶はあります。法人化の手続きをする際は印鑑が必要になりますので、いつも顧問税理士が誰なのかを確認するのですが、当時、キャスダック様はデンタルクリニック会計事務所という名前でしたので、キャッチーなネーミングだなと印象に残っていました。                              



-- 柏崎さんと出会う以前はどうされていたのですか。


安心してお任せできる行政書士はずっと探していました。

当時はまだ東京の案件もそんなに多くはありませんでしたが、関西のお客様が増えていましたので、リソースが不足し始めていました。

他の方を紹介するとなれば、我々にも紹介責任がありますので、信頼出来る方を探していたのです。

柏崎さんは当時から医療法人設立を中心にご支援されていましたので、そこが安心材料になったことは間違いありません。



-- 御社が熟知されている関西でもお手伝いいただいておられるのですか。


はい。関西は、弊社の中で最もお客様の数が多い地域ですし、現在も増え続けています。

弊社が顧問をさせていただいている歯科医院は、 数年で売上が上がりますので、医療法人設立は避けて通れません。
そうなった時は、柏崎さんにお任せしています。



■ 医院法人の個人成りに関する相談やセミナーも

-- セミナーもご一緒に開催されておられるのですね。


はい。柏崎さんが主催するセミナーで個人的に講師を務めさせていただいたこともありますし、柏崎さんとキャスダックのコラボでセミナー を開催したこともございます。


-- どのようなテーマでセミナーを開催されているのですか。


以前は医療法人設立をテーマにしたセミナーを開催していましたが、最近は、お客様からのニーズとして「出口戦略」のニーズが増えています。

「医療法人から個人に戻りたい」「医療法人をやめたい」など、閉じる方のご相談が増えてきました。私が柏崎さんと話す内容としても一番多いですね。

私が歯科専門の会計事務所を設立して20年が経過します。その間、開業当時からお付き合いのあるお客様は高齢化しており、「最後にどのようにたたむのか?」という課題を抱えておられます。

歯科医の先生方は、ご高齢になられても診療を続けられることが多いのですが、診療が出来ない年齢に近づいて、「今後どうしていきましょう」という話が出てきた時は、出口戦略のセミナーを受けていただいています。


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「社内では難しいと判断した時は柏崎さんにお任せ した方が安心です」

(右;山下氏)※左は弊社・柏崎



■ 医院経営のあらゆる課題を支援。引き続き柏崎行政書士とのパートナーシップにも期待

-- キャスダック様としての今後のビジョンをお話しください。


弊社は創業以来歯科専門の会計事務所として営業してきました。今後は医科のお客様も増やしていきたいと考えています。

その中で、引き続き、税務をベースにしつつ、医院経営を総合的にサポートできるコンサルタントとして事業を広げていきたいと考えています。

お客様が困っていることは税務以外にもたくさんあります。そういったお困りごとは、大抵、コンサルタントに相談されています。

しかしコ ンサルタントは、マーケティング、採用、人事など、課題ごとに専門特化されています。課題ごとに専門のコンサルタントに聞いていたら、いくらお金があっても足りません。

そこで我々がワンストップである程度まで解決できれば余計なコストを抑えられます。もちろんコンサルタントの方は、それぞれの専門分野ばかりを勉強していますので、対等に戦えるかどうかはわかりません。

しかしお客様は必ずしも、100%を求めているわけではありません。80%のレベルで答え られたらそれで良い場合がほとんどです。

100%に近づける努力はいたしますが、幅広く、80%のレベルでアドバイスできる事務所になれたらお客様の満足 度も高まるはずです。

もちろん、それ以上の難解な問題は、それぞれの専門家にアドバイスを求めたり、力を貸してもらったりしなければなりません。

弊社は、柏崎さん以外にも、弁 護士や社労士などに、パートナーシップを結んでいただいている方がいます。

それぞれの専門家の方々と連携しながら、お客様に100%に近いサービスを提供できるようになりたいです。



-- 最後に、この事例を読んでおられる歯科医院様に柏崎さんをおすすめするポ イントをお話しください。


これまで話した通りです。柏崎さんは、経験が豊富で、様々なケースを熟知されているところが一番のおすすめポイントです。

どのような案件でも、柏崎さんは上手に解決してくださるという安心感があります。

税務同様、行政手続きの業務は誰がやっても同じものができなければおかしいと思いますが、何かイレギュラーなことがあった時には経験の差が出ます。

これまでのお付き合いの中で、柏崎さんの対応力は頼りになると実感しています。弊社としては、今後も引き続きパートナーとしてお付き合いいただけることを期待しています。


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税理士法人キャスダック様、お忙しい中、有り難うございました。


※ 税理士法人キャスダックのWEBサイト
※ 取材・撮影 2023年11月

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